金属表面処理剤 銅変色防止剤BTシリーズ

真鍮などの銅合金にも変色防止の効果を発揮。

弊社のBTシリーズは、数多くの実績と評価をいただいている製品です。

銅の変色防止は、高温の耐熱性を求められることが多いため、高温耐熱性の変色防止剤をご用意しております。
酸化膜・油汚れを除去した銅素材を銅変色防止剤BT-5に浸漬すると、有機物質が銅と結合し錯体になり、銅表面に均一な変色防止膜を形成して銅表面を酸化から守ります。
この変色防止膜は通電性が良いという特徴を持っており、電気部品などの銅防錆剤として幅広く利用されております。
銅変色除去・銅変色防止は、真鍮などの銅合金にも有効です。

また、原液を20倍から10倍に希釈してご使用いただけますので低コストです。

ご好評いただいているBTシリーズに、4Lサイズを追加いたしました。
“テスト的に使用したい”、”月の使用量が少ない”などの場合でご利用ください。

銅変色防止剤は耐熱温度、耐湿性の違いなどがありますので、ご相談につきましてはぜひ弊社までお問い合わせください。

銅が既に変色している場合には、変色防止処理前に変色除去処理として、CUシリーズ(銅酸化膜除去剤)をご使用ください。

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銅変色防止剤BTシリーズ

BT-5、BT-7、BT-8、BT-14

製品名

BT-5、BT-7、BT-8、BT-14

用途

BT-5、BT-7 (銅変色防止剤)
BT-8、BT-14 (耐熱性銅変色防止剤)

特徴

BT-5
水溶性銅変色防止剤です。銅表面に酸化防止被膜を作ることで強力な変色防止効果を得られます。
本剤で処理した表面は、電気抵抗値が低下することがありません。塗料の密着性も良好です。
BT-7
水溶性銅変色防止剤です。BT-5の耐熱性を向上させた水溶性銅変色防止剤です。
本剤で処理した表面は、電気抵抗値が低下することがありません。塗料の密着性も良好です。
BT-8
特殊な銅変色防止能力を持つ薬剤を使用し、強固な変色防止膜を作ります。BT-5・7に比べ、さらに耐熱性に優れた、水溶性の銅変色防止剤です。
変色防止被膜は親水性が高く水溶性系塗料との相性が良好です。
BT-14
BTシリーズの中で最も耐熱性が高く、変色防止効果が抜群の水溶性銅変色防止剤です。
処理前処理後で電気抵抗の増加はほとんどありません。酸性の薬品ですが、銅素材そのものへの影響もほとんどありません。

属性

BT-5、BT-7、BT-8
中性
BT-14
酸性

荷姿

BT-5、BT-7、BT-8 (18L/缶、4L/ポリ瓶)
BT-14 (18L/キュービーテナー)

Q&A

銅変色防止剤BTシリーズの乾燥の基準は何ですか。

水滴がワーク表面になくなるまでして下さい。また、ワークに温度がある状態で梱包しますとワークが汗をかき水滴が発生し変色原因になりますので冷ましてから梱包して下さい。

銅変色防止剤BTシリーズの希釈水は工業水で良いでしょうか。

問題ありません。

電子部品に適用可能なものは有りますでしょうか。

銅変色防止剤は有機物をメインにしておりますので、変色防止後もハンダ付け性の低下、電気抵抗の上昇といったことはありませんので、電子部品に良くご使用いただいております。

食品加工機器、調理用具、楽器の変色防止に使用しても良いでしょうか。

工業用薬品になりますので使用しないで下さい。食品関連の知見はございません。

酸化防止被膜は、誘電体(硝子)基板や他金属(金)上にも形成されるのでしょうか。

弊社の銅変色防止剤は、銅と錯体を形成し、銅の酸化を防いでおりますので、ガラス基板には酸化防止被膜はできません。また、他金属では、金属の種類により被膜を形成する物もありますが、銅のように高い効果を得ることは無いようです。